宮城の牛肉から150ベクレル 新基準値超は初、流通せず 

 宮城県は17日、同県登米市の農家が出荷した牛肉から、食品の新基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超える150ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。

 宮城県産の牛肉から100ベクレルを超える放射性物質が検出されたのは、新基準値になって初めて。

 県によると、牛は出荷先の東京都芝浦と場で16日に食肉処理されたが、廃棄処分され、流通していない。

 県は、飼育した農家に肉牛の出荷を当面見合わせるよう要請。与えていた稲わらが汚染されていたとみて原因を調べている。


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