森口氏、治療実施の主張やめる 「あとで説明」 

報道陣の質問を受けた後、立ち去る森口尚史氏=12日、ニューヨーク(共同)

 【ニューヨーク共同】人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った世界初の臨床治療をしたと主張していた森口尚史氏は12日、報道陣の質問に対し、治療の有無や経緯について「わからない」などとあいまいな発言を繰り返し、治療をしたとの主張を事実上やめた。事実関係を後で説明するとも述べた。

 滞在しているニューヨークのホテル近くの路上で質問に答えた。

 一度だけ「(自分がこれまで)言っていたことは自分では正しいと思っているので…」としたものの、治療や経歴について説明することはなかった。「(別の機会に)真相をきちっと話したい」とも述べた。


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