岩手の旅館、児童ら92人食中毒 9月に宮城など3県の利用者 

 盛岡市保健所は12日、修学旅行で同市ツナギの温泉街にある旅館を利用した青森、岩手、宮城の3県6校の小学生や教諭計92人が、9月に発熱や腹痛などの症状を訴え、一部から食中毒を引き起こすエルシニアを検出したと発表した。

 92人のうち6人が入院したが、既に退院するなど、全員が回復したか、快方に向かっている。同保健所は旅館の食事が原因と断定し、今月13~16日の4日間の営業停止処分にした。

 旅館を利用したのは、青森1校、岩手1校、宮城4校の計260人で、9月6、7日に食事を取った。同6~21日にかけて相次いで発症したという。


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