高橋講師に米財団が賞 山中教授の“右腕” 

京都大の高橋和利講師

 【ワシントン共同】米ニューヨーク幹細胞財団は10日、今年のノーベル医学生理学賞受賞が決まった京都大の山中伸弥教授(50)の“右腕”として知られる高橋和利講師(34)に、優れた業績を挙げた幹細胞分野の若手研究者に贈るロバートソン賞を授与した。

 高橋さんは山中教授の下で、2006年にマウスで、07年に人で人工多能性幹細胞(iPS細胞)づくりに成功した。同財団は「幹細胞研究に全く新たな領域を切り開いた」と称賛。

 同賞は今年が2回目で日本人の受賞は初めて。高橋さんには賞金20万ドル(約1560万円)が贈られる。


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