海自の事故、潜水艦乗組員は溺死 当直前、艦橋部に入る? 

 和歌山県沖を航行中の海自の潜水艦「そうりゅう」で8日、乗組員の3等海曹の男性(20)=広島県呉市=が死亡しているのが見つかった事故で、3曹は潜水艦の上に突き出た艦橋で溺死したことが9日、海自への取材で分かった。死亡した場所は潜水時に海水が入る部分だった。

 海自によると、定期検査中のそうりゅうは確認運転のため、8日午前6時45分ごろに和歌山県の由良基地を出港し、約2時間後に潜航した。

 3曹は午後0時20分ごろ、当直に就く時間になっても現れなかった。潜航前に艦橋部分に入り、とどまった可能性がある。


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