摂食障害センター設立訴え集会 医師足りず「8年待ち」も 

 拒食症や過食症など「摂食障害」が深刻さを増しているとして、患者、家族、医療従事者らが5日、都内で集会を開き、専門医養成や重症者の治療を担う公的な「摂食障害センター」設立の必要性を訴えた。日本摂食障害学会の山岡昌之理事は「私の病院では新規患者は8年待ち。医師が足りない」と述べた。

 約300人が出席。パネルディスカッションで埼玉社会保険病院(さいたま市)の鈴木裕也名誉院長は「治療には24時間対応が必要な場合もある。センターで学んだ医師が知識を伝えることで、各地域の治療施設を増やせる」とした。


  • LINEで送る