2012年9月14日 19:55 | 無料公開
名古屋大大学院理学研究科は14日、質量の大きな恒星が一生を終えるときに大爆発(超新星爆発)を起こした後、残骸から放射されるエックス線の強さが、宇宙に漂う「星間ガス」の濃度に影響されることを突き止めたと発表した。 爆風と星間ガスの衝突でエックス線の強度が増すことが分かり、「超新星爆発は宇宙で最もエネルギーが大きい現象の一つ。この爆発と関連があるとされる太陽系誕生などへの理解が進むと期待できる」としている。 超新星爆発の後、残骸から放射されるエックス線の分布がどのように形成されるか、これまで分かっていなかった。