外来種対策や海の保全強化 生物多様性で新戦略 

 環境省の中央環境審議会は13日、生物多様性を守るため、重点的に駆除に取り組む外来種のリストアップや、海の保全区域拡大など48の行動目標を盛り込んだ2020年度までの新たな生物多様性国家戦略案をまとめた。

 今月中に閣議決定し、10月にインドで開かれる生物多様性条約第11回締約国会議(COP11)で報告する。

 行動目標は、10年に名古屋市で開かれたCOP10で採択された国際的な保全目標「愛知ターゲット」の国内対策版。

 14年までに脅威の大きな外来種を網羅する「外来種ブラックリスト」(仮称)を作成し、駆除の優先度や方法を検討して被害防止の行動計画をつくる。


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