2012年9月6日 12:40 | 無料公開
中部電力浜岡原発5号機(静岡県)の原子炉に大量の海水が流入した問題で、中部電は6日、原子炉内にさびとみられる赤茶色の付着物を確認したと経済産業省原子力安全・保安院の専門家会議に報告した。3日に炉内を撮影した結果、判明した。 中部電は、5号機の今後の運転や燃料の再使用が可能か判断するため、12月まで点検を続ける。8月22日に始めた燃料取り出しは今月1日までにすべて終了した。 保安院は、海水流入後の炉内の状況を詳細に再現した試験の実施や、設備の隙間など直接点検ができない部分の健全性を確認する手法を検討するよう中部電に求めた。