来年6月までに常磐道の除染完了 年内に本格着手 

 細野豪志環境相は31日、東京電力福島第1原発の警戒区域内にある常磐自動車道について、年内に本格除染に着手し、来年6月末までに完了させる方針を明らかにした。3~7月に同区間で実施した除染モデル事業で、手法の有効性を確認できたためとしている。

 細野氏は「常磐道の早期開通が福島県の沿岸地域の復旧復興に大きな役割を果たす」と述べた。

 空間放射線量が最も高かった双葉町内の1区間(50メートル)で、除染前に毎時43・1マイクロシーベルト(年間227ミリシーベルトに相当)あった線量が、作業後は81%減の8・3マイクロシーベルト(同44ミリシーベルト)まで低減した。


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