2012年8月29日 19:35 | 無料公開
ベネチア・ビエンナーレ国際建築展の日本館の展示。中央は「みんなの家」の模型=27日、イタリア・ベネチア(共同)
【ベネチア共同】イタリアのベネチアで2年に1度開かれるベネチア・ビエンナーレ国際建築展の授賞式が29日開かれ、日本館での展示が国別参加部門で、最優秀賞の金獅子賞に選ばれた。建築家の伊東豊雄さん(71)らが東日本大震災の被災地に建築中の集会所「みんなの家」の設計プロセスを紹介した。
日本館の同賞受賞は、1996年に磯崎新さん(81)らが阪神大震災の廃虚を再現した展示以来2度目。
第13回の今回は、50カ国以上が参加。日本館のコミッショナーは伊東さんで、テーマは「ここに、建築は、可能か」。多くの命や建物が失われた被災地で、建築に何ができるか問い掛けた。