妊婦血液でダウン症を検査 9月から国立成育センターなど 

 妊婦の血液で胎児が染色体異常のダウン症かどうかほぼ確実に分かる新しいタイプの出生前診断を、国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)と昭和大病院(同品川区)などが臨床研究として9月にも始めることが29日、分かった。

 妊婦のおなかに針を刺す羊水検査などと違って、採血だけで容易に検査ができるため、検査する人が増えて異常が見つかれば妊娠中絶につながる懸念がある。

 臨床研究には国内の数施設が参加予定で、米国の企業が開発した検査法を利用。子どもの染色体異常のリスクが高まる35歳以上の妊婦などが対象。


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