心臓移植、60歳未満優先に 年齢引き上げ方針で厚労省 

 厚生労働省の専門家チームは28日、心臓移植を希望する患者の登録時の上限年齢を5歳引き上げて「65歳未満が望ましい」とする日本循環器学会の方針を踏まえ、60歳未満への移植を優先することを盛り込んだ選択基準の改正案をまとめた。

 改正案ではまず希望者を緊急性が高い「ステータス1」とそれ以外の「ステータス2」に区分。日本臓器移植ネットワークに登録する際の年齢に基づき、(1)ステータス1の60歳未満(2)同1の60歳以上(3)ステータス2の60歳未満(4)同2の60歳以上―の順に移植を優先するとしている。移植時には65歳以上でも構わない。


  • LINEで送る