胆管がんで労災申請29人 厚労省、早急に原因特定へ 

 印刷会社の従業員らに胆管がんの発症が相次いでいる問題で、厚生労働省は28日、これまでに29人が労災申請していることを明らかにした。いずれも印刷業関連の従業員。7月25日時点では発症者が24人で、うち18人が労災申請していた。

 同省は既に、労災認定の可否を判断する検討会を9月上旬に設置することを決めており、小宮山洋子厚生労働相は「年度内をめどに医学的知見の報告書を取りまとめたい」と述べた。厚労省として、早急に胆管がんの発生原因を特定する姿勢を示したとみられる。


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