元准看護師をアスベスト労災認定 手袋の滅菌作業で中皮腫 

記者会見する元准看護師の河村三枝さん=27日午後、大阪市中央区

 山口県に住む元准看護師の河村三枝さん(52)が中皮腫を発症したのは、手術用のゴム手袋をガス滅菌する作業の過程でアスベスト(石綿)を吸い込んだのが原因として、山口労働基準監督署が労災認定したことが27日、分かった。認定は7月24日付。河村さんが大阪市で記者会見して明らかにした。

 アスベスト被害の患者らで組織する「中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会」の古川和子会長によると、看護師や准看護師が従事した医療現場の作業が原因になったとしてアスベスト被害で労災認定されたのは全国で初めてとしている。


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