政府が青森県に初の出荷停止指示 八戸市沖のマダラ 

 青森県八戸市沖で漁獲されたマダラから国の新基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたとして、政府は27日、同県に出荷停止を指示した。

 厚生労働省によると、東京電力福島第1原発事故後、青森県産の農林水産物が出荷停止になるのは初めて。

 八戸市沖のマダラは6月、県の調査で1キログラム当たり116ベクレルが検出され、地元漁協が出荷を自粛。その後、基準値を下回ったため7月末に自粛を解除したが8月9日、132・7ベクレルが検出され、漁協が再び自粛した。


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