浜岡原発、再稼働県民投票求める 条例制定へ署名16万5千 

静岡県側(左)に署名が入った箱を手渡す市民団体「原発県民投票静岡」のメンバー。奥は代表の鈴木望前磐田市長=27日午後、静岡県庁

 政府要請で全面停止している中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の再稼働の是非を問う県民投票条例制定を求め、市民団体「原発県民投票静岡」は27日、静岡県に16万5127人分の有効署名を提出、直接請求した。

 東京電力福島第1原発事故後、再稼働をめぐる直接請求は立地県で初。大阪市や東京都では市長や知事が条例案に反対意見を付け、議会で否決されている。

 川勝平太知事は記者会見で「住民投票がなされる方向で議論を進めたい」と言明。9月16日までに県議会の招集を告示、19日からの定例県議会に賛成の意見を付けて条例案を提出する意向で、可決されれば住民投票が実施される。


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