メタボで医療費年12万円増も 生活習慣病原因か、厚労省調査 

 メタボリック症候群の人の医療費が、そうでない人よりも年8万~12万円多いことが27日、厚生労働省の調査で分かった。医療費を増やす原因となった病名は調べていないが、高血圧などの生活習慣病が医療費を押し上げた可能性がある。

 中高年が対象の「メタボ健診(特定健康診査)」の受診率は40%台と低迷しているが、医療費の差が具体的に示されたことで、生活習慣を改善してメタボ脱却を目指す人が増えそうだ。

 調査では、メタボ男性はそうでない人より40~49歳で医療費が年10万円程度多く、女性では70~74歳でメタボの人が9万円程度上回った。


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