核戦争防止国際医師会議が閉会 「全ての核連鎖は危険」、広島 

第20回核戦争防止国際医師会議世界大会の閉会式で、あいさつする同会議日本支部のメンバーら=26日午後、広島市中区

 広島市で開かれていた第20回核戦争防止国際医師会議(IPPNW)の世界大会が26日、閉会し、核兵器や原発、ウラン採掘を含め「全ての核の連鎖は健康、環境、安全保障への危険に満ちている。二度と新たな被爆者を出してはならない」との声明を発表した。

 東京電力福島第1原発事故を受けた脱原発をめぐる問題では、各国のIPPNW支部ごとにさまざまな考えがあるとして、明確な表現を避けた。

 声明は「ヒロシマ平和アピール」と題し、来年3月にノルウェーのオスロで開かれる核兵器の非人道性について話し合う国際会議への全面支援を表明した。


  • LINEで送る