愛知・田原市でアカウミガメ放流 よちよち歩きで大海原へ 

愛知県田原市の赤羽根海岸で、子ガメを放流する親子連れ=26日午後

 「大きくなったら戻ってきてね」―。愛知県田原市の赤羽根海岸で26日、名古屋港水族館(名古屋市)が人工ふ化させたアカウミガメの“赤ちゃん”46匹の放流が行われ、懸命に歩いて海へ泳ぎ出る姿に親子連れなど約40人が声援を送った。

 子ガメは生後2週間~1カ月で、体重約40グラム、甲羅の長さ約5センチまで成長しており、全身が黒っぽい。台風の影響による高波に押し戻されながらも、小さな手足をよちよちと動かして太平洋を目指していた。

 父と参加した三重県四日市市の古市寛人君(6)は、旅立つ子ガメに声を掛け見守り「目がキラキラしていてかわいかった」と感激した様子。


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