日本のメダカ、実は2種類 背びれや模様に違い 

「北日本集団」(上)と「南日本集団」のメダカ=神奈川県立生命の星・地球博物館提供(瀬能宏氏撮影)

 1種類しかいないとされていた日本のメダカが実は2種類だったとする研究結果を近畿大大学院農学研究科(奈良市)や神奈川県立生命の星・地球博物館(小田原市)のチームが25日までに、全国的な個体調査によりまとめた。模様や背びれの違いから突き止め、ドイツの魚類専門誌に掲載された。

 これまでの遺伝子研究では二つの集団があるとされていたが、形態に違いがないとして分類学上1種類だった。

 チームによると、日本のメダカは19世紀にシーボルトの日本動物誌に1種類と記載された。


  • LINEで送る