2012年8月23日 13:43 | 無料公開
原子力の安全規制を一元的に担う新組織「原子力規制委員会」の委員長候補として政府が国会に提示した田中俊一・前原子力委員会委員長代理が23日、「福島第1原発事故から学び、国民の安全と健康を第一に考え、厳しい目で行う原子力の規制を私の手で実現させる」との書面を衆院議院運営委員会の理事会に提出した。 田中氏は1日に国会で所信を表明したが、「慣れない国会の場で伝えきれなかったこともある」として、あらためて書面で補足した。 市民団体などから「原子力ムラの住民」と批判が出ていることに関連し、田中氏は「電力事業者とは距離のある研究分野に身を置いてきた。