山形大、重粒子線治療で連携強化 がん治療の先端技術 

 山形大は20日、がんの放射線治療の先端技術として注目されている重粒子線治療施設の東北初の設置に向けて山形県や東北経済連合会と設立した推進協議会の初会合を開き、産・官・学の連携強化を確認した。

 設置には120億~150億円かかる見通しで、山形大は国費で賄いきれない場合、経済界などからの資金協力を受け設置を目指す方針。

 重粒子線治療はエックス線治療より人体に与えるダメージが少なく、治療も短期間で済むとされる。ただ、装置が高価なことなどから国内でも数カ所しか設置されていない。山形大は装置の設置で東北でのがんの先端治療拠点を目指している。


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