水位計誤作動で排水漏れ 関電大飯原発 

 経済産業省原子力安全・保安院と関西電力は17日、営業運転に移行した関電大飯原発3、4号機(福井県おおい町)でアルカリ性の排水が16日夜に漏れた原因は、排水槽の水位計の誤作動と発表した。

 トラブルがあったのは原発内の生活用水などに使用する真水を作る海水淡水化装置。保安院などによると、装置の起動時に出る排水をためる「起動排水槽」で水位計が誤作動し、連動する排水ポンプが実際には水位が低い状態のまま作動した。

 このため、排水に空気が混入し、排水のpH値を測る計器も誤作動。中和処理ができないまま、水槽から漏れだしたという。

 関電は再発防止策を検討するとしている。


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