世界の原発発電量4・3%減 11年、過去最大の減少割合 

世界の原子力発電の発電量

 2011年の世界の原子力発電による発電量は2兆6487億キロワット時で、前年比4・3%の減少だったとの調査結果を英石油大手BPが17日までにまとめた。世界の原発の発電量は06年をピークに減少傾向だが、今回の減少割合は過去最大となった。

 東電福島原発の事故やそれを受けたドイツの脱原発政策により、先進国の発電量が前年比マイナス6・4%と大幅に減ったことが理由で、この傾向は当面続きそうだ。

 BPの統計は、世界のエネルギー需給に関する包括的で信頼性の高いものとして知られている。11年の日本の原発による発電量は1629億キロワット時で10年から44・3%減少。


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