大飯原発で水漏れ 排水溝の水位上がる 

関西電力大飯原発3号機(左上)と4号機=7月19日午前、福井県おおい町で共同通信社ヘリから

 14日午前10時50分ごろ、7月に再稼働した関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の敷地内で海水を淡水化する装置から海水が漏れ、排水溝に流れ込んでいるのを作業員が発見した。装置を停止すると、水漏れは収まった。関電によると、原子炉の運転への影響はない。

 経済産業省原子力安全・保安院などによると、大飯原発では13日午後6時ごろから、大雨の影響で排水溝の水位上昇を示す警報が断続的に作動。その都度解除していたが、作動を続ける警報があったため、作業員が14日朝に現場で点検し、装置の水漏れを見つけた。保安院と関電が詳しい原因を調べている。


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