2012年8月14日 12:55 | 無料公開
14日午前8時半ごろ、東京電力福島第1原発で、放射性物質で汚染された水の処理に用いた部品の保管施設で、排気用ポンプのモーターから白煙が出ているのを作業員が見つけ、約10分後に消火した。 東電によると、セシウム吸着に用いた「吸着塔(ベッセル)」という筒状の交換部品内に水素ガスがわずかにたまるため、ポンプで強制的に排気していた。東電は「ポンプは停止したが、水素は微量のため直ちに問題は生じない」としている。 周辺施設への影響や、敷地内での放射線量の変化はなかった。東電は消防に連絡するとともに、原因を調べている。