夏の流星群、ピークに 15日ごろまで 

月の横を流れるペルセウス座流星群の流星。写真中段にある緑の光はレンズの反射=12日午前3時前、岡山県井原市美星町(倉敷科学センター提供)

 夏の夜空の風物詩「ペルセウス座流星群」が12日、出現のピークと予想される夜を迎えた。国立天文台によると、15日ごろまで全国で楽しめるという。

 流星は、宇宙空間を漂う細かなちりが、地球の大気との摩擦で燃え、光って見える現象。彗星がかつてちりをまき散らした空間を、地球が毎年8月に通るため、多くの流星が見られる流星群となる。

 ペルセウス座の方向から飛んでくるように流れるが、夜空のどこにでも現れる。同天文台は、空の広い範囲を見渡す観察法を勧めている。

 ペルセウス座流星群は、1月の「しぶんぎ座流星群」、12月の「ふたご座流星群」と並ぶ三大流星群の一つ。


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