廃炉の署名23万人超す 茨城・東海第2原発 

東海第2原発の再稼働中止などを求める署名を県に提出する、市民団体の代表者、田村武夫茨城大名誉教授(左)=10日午前、茨城県庁

 日本原子力発電東海第2原発(茨城県東海村)の再稼働中止と廃炉を求め署名活動している市民団体の代表者らは10日、約6万人分の署名を橋本昌県知事宛てに県庁で提出した。昨年11月から続く提出の4回目で、総数は約23万7千人分。

 脱原発を訴える県内の19団体が、街頭や戸別訪問、インターネットで署名活動を続けていた。

 提出後、団体側が事前に提出した要望書を基に県の担当者と意見交換。要望書は「県民が納得のいく避難計画が策定できない場合は、再稼働を承認すべきでない」とし、県原子力安全対策委員会と県民の対話集会の開催も求めている。


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