シャープ、契約条件見直しを検討 資金調達計画の変更も 

 シャープが、台湾の鴻海精密工業との間で3月に締結した出資契約の条件を見直す検討に入ったことが6日分かった。契約は鴻海グループが1株550円で計9・9%の株式を取得する予定だったが、シャープの株価急落を受け、取得金額を引き下げる方向で鴻海と協議するとみられる。

 出資条件の見直しの検討に入ったことで、シャープはこれまでの資金調達計画の変更を迫られる恐れが出てきた。予定していた資金が得られない場合は、銀行からの追加借り入れなどを活用する可能性もある。


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