原発不要とデモ行進 原爆ドームから中国電前へ 

脱原発を訴え、デモ行進する参加者=6日午前、広島市中区

 「原発いらない」「電気は足りている」。原爆の日を迎えた広島市で6日午前、親子連れや若者ら約500人(主催者発表)が脱原発を訴えながら、原爆ドーム前から中国電力本社へデモ行進した。

 「原爆と原発は同じ」と書かれたプラカードを手にした人や、大きな折り鶴を掲げる人の姿も。ドーム付近は静かに歩いたが、その後、シュプレヒコールしながら進み、中国電前で島根原発(松江市)の廃炉などを求めた。

 広島県府中町の会社員弓場則子さん(39)は「福島の原発事故で何万人もの人生が変えられた。核の汚染をよく知っている広島から脱原発を訴えることに大きな意味がある」と話した。


  • LINEで送る