柔道談話(3日) 

 ▽上川大樹の話 優勝しかないと思っていた。抑え込まれたときは無我夢中でした。自分が弱かった。ずっと金メダルを取る目標だったので悔しい。監督からは自分の柔道をしてくれと言われた。

 ▽篠原信一・男子監督の話 金メダルゼロは応援してくれた皆さんや選手に対して申し訳ない。これは私の責任。当面は決まっている合宿や大会を全力で頑張る。(次回五輪は)現時点でそういうことは考えていないが、一緒にやってきた選手もいるから強化したい。

 ▽杉本美香の話 今、ぱっと思うのは悔しい。金メダルを目指していた。勝ちたい気持ちは最後まであった。自分の柔道を見てもらいたいというわくわく感があった。

 ▽園田隆二・女子監督の話 トウ文も負けたし、ここで勝たないと(杉本は)いつ勝つんだ。もうちょっと踏ん張ってほしかった。(決勝は)最初に払い腰を返されて弱気になったのが全て。金を取れた。逃がした魚は大きい。今大会は金メダルを複数取り、全員メダルをと思っていた。これが現実。これが五輪だ。

 ▽上村春樹・全日本柔道連盟会長の話 大変なことになった。もう少し金メダルが取れたと思う。(男子の金メダルゼロは)これから検証する。世界の水準は横並び。自分の力を出し切れなければ勝てない。(共同)


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