英首相が観戦すると選手負ける? 国民から「もう行かないで」 

ロンドン五輪の柔道の試合を見るキャメロン英首相(後列右)とロシアのプーチン大統領(同左)=2日(ロイター=共同)

 【ロンドン共同】熱戦が続くロンドン五輪で、キャメロン英首相が応援に訪れると英国選手が期待通りの結果を出せない例が相次いでいる。「キャメロンの呪い」と名付けられたこのジンクスに、英国民からは「もう観戦に行かないで」と切実な訴えも出ている。

 首相の支持率は財政緊縮策などが嫌われ、30%台に低迷。五輪を機にアップを狙うが、予想外の“逆風”にさらされた形。人気回復への道は容易ではなさそうだ。

 首相がロシアのプーチン大統領と観戦した2日の柔道で、女子78キロ級決勝で英国選手が敗れた。7月28日の男子自転車ロードレースでも、金メダル候補の選手が29位でゴールした。


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