震災・原発で科学者の信頼低下 今年版科学技術白書が警鐘 

福島第1原発3号機の原子炉建屋を清掃する米国製ロボット「ウォリアー」=2011年7月(東京電力提供)

 政府は19日、東日本大震災や東京電力福島第1原発事故で、科学者への国民の信頼が大きく低下し、原発の安全性など科学技術に対する不安感が高まったとする2012年版科学技術白書を閣議決定した。

 震災や原発事故のリスクに対応できず、国民に科学的知見を適切に提供できなかったことが背景にあると分析。科学者と国民の意識が乖離していると警鐘を鳴らした。

 国民意識調査で、科学者を「信頼できる」が震災前の76~85%から65%前後に大きく低下したことを紹介。「任せておけないと考える国民が激増しているのと比べ、専門家は信頼低下を深刻に捉えていないようだ」と厳しく指摘した。


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