防潮林、堤防以上の効果も 千葉大が旭市の津波調査 

東日本大震災による千葉県旭市の津波浸水域。水色の斜線域が浸水域、緑の斜線域が防潮林、赤線が堤防を示す(千葉大の丸山喜久准教授提供)

 東日本大震災の津波で死者・行方不明者15人の被害が出た千葉県旭市では、防潮林の方が堤防より内陸への津波の浸水を抑える効果が高かったとの調査結果を、千葉大の丸山喜久准教授(地震防災学)がまとめた。

 大震災では、岩手県陸前高田市のように巨大津波で防潮林がなぎ倒されたケースがある一方、宮城県石巻市では防潮林の背後で家屋が壊れず残った例もある。

 丸山准教授は「防潮林だけで全てを守るのは難しいが、効果はある。津波に対しては、ソフト面も含めさまざまな対策を組み合わせることが大切」としている。


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