国宝の鑑真和上をデジタル計測 寸法や色彩を後世に 

3次元計測で立体化した唐招提寺の国宝、鑑真和上坐像の画像(唐招提寺および凸版印刷提供)

 唐招提寺(奈良市)と凸版印刷は31日、国宝の鑑真和上坐像(奈良時代、脱活乾漆造り)の姿を後世に残そうとデジタル計測を行い、寸法や色彩などを詳細に記録することに成功したと発表した。

 同寺の石田太一執事は「お像はお寺の精神的支柱であり日本国の宝。今回の計測で半永久的に大きさや色彩を正確に残すことができた価値は大きい」と話した。

 鑑真和上坐像は、唐招提寺で毎年6月に3日間だけ公開。同寺が現在、京都市の財団法人「美術院国宝修理所」で「お身代わり像」として模像を制作しており、今回のデータはお像の修復や復元にも期待されている。


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