カドミウム吸収しないイネ開発 岡山大、遺伝子操作で 

外皮と中心部の細胞膜にある、カドミウムを吸収する働きを持つ遺伝子「Nramp5」を赤く染色したイネの根の断面(岡山大提供)

 イタイイタイ病の原因物質として知られ、毒性の強い重金属のカドミウムをほとんど吸収しないイネを、岡山大資源植物科学研究所の馬建鋒教授のグループが、特定の遺伝子が働かないようにする方法で開発した。16日付の米科学誌プラントセル電子版に発表した。

 馬教授は「安全で安心な品種作りにつながる」としている。ただ、この遺伝子が働かないと、光合成などに欠かせないマンガンもほとんど吸収されなくなり、成長が鈍くなる。グループは今後、遺伝子の組み合わせを変えて、イネが吸収する金属をコントロールできるかどうか研究する。


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