市査察、不備指摘に「お金ない」 火災で7人死亡のホテル 

火災を起こしたホテルの現場検証に向かう広島県警の捜査員=14日午前8時48分、広島県福山市

 宿泊客7人が死亡、3人が重傷となった広島県福山市のホテル火災で、市が昨年の防災査察で排煙設備の不備など建築基準法上の問題点を指摘したのに対し、ホテル側が「お金がかかるので難しい」と回答していたことが14日、福山市への取材で分かった。

 出火当時に火災報知機が作動しなかった疑いがあることも消防などへの取材で判明。広島県警は、報知機の不作動で火災に気付くのが遅れ、犠牲者が増えた可能性もあるとみている。

 県警は14日、被害の大きさを重くみて、被疑者不詳のまま殺人容疑で現場検証を実施。出火原因のほか、安全対策に問題がなかったか調べる。


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