健全な批判精神が欠如 地震学会が反省の弁 

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 想定外の被害となった東日本大震災を踏まえ、これまでの地震研究に何が足りなかったかを検討していた日本地震学会の臨時委員会(委員長・鷺谷威名古屋大教授)は11日、「研究者間の健全な批判精神や学会内外でのコミュニケーションが欠如していた」などとする総括をまとめた。

 マグニチュード9の地震を想定できなかった理由として「実力不足」と率直に認め、「地震学の中に閉じこもり、他分野の知見を踏まえた議論が不十分だった」と指摘。学会内には「大震災を想定した研究もあった」との意見もあったが、「社会に発信すべきだという切迫感がなかった」と退けた。