2012年5月11日 18:17 | 無料公開

親鳥から餌をもらうなどの姿が確認されたトキのひな3羽=11日(新潟大学提供)
環境省は11日、新潟県佐渡市で放鳥された国の特別天然記念物トキのつがいに、新たにひな1羽が生まれたと発表した。これまでに2羽の誕生が確認されていた。国内の野生で36年ぶりに確認された別のつがいの3羽と合わせ、ひなは計6羽になった。
環境省の川瀬翼自然保護官は「2組に3羽が生まれるとは思わなかった。ベビーラッシュと言ってもいいかもしれない」と声を弾ませた。
同省によると、5歳雄と3歳雌のひなで、3羽はいずれも体長約20センチ、体重約200グラムで生後1週間前後とみられる。