京極夏彦さんが被災文化財を救援 電子書籍収入を寄付 

記者会見で「京極ファンド」の設立を表明した作家の京極夏彦さん(右)と宮田亮平東京芸術大学長=30日午後、東京都台東区の東京芸術大

 人気作家の京極夏彦さんが30日、東京都台東区の東京芸大で記者会見し、電子書籍「百鬼夜行シリーズ」の配信収入の半分を、東日本大震災の被災文化財レスキュー(救援)事業に寄付すると発表した。寄付金は「京極ファンド」として、古文書などの修復、保存に使われる予定。

 京極さんは「後世に伝えるべきものが失われてしまうことは耐えられない。電子書籍の収益という形で、長いスパンで協力していきたい」と述べた。

 百鬼夜行シリーズは、デビュー作「姑獲鳥の夏」をはじめとする人気シリーズで、版元の講談社が16日から電子版の配信を始めている。


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