70年代原子炉に不純物24倍 技術不足、高い銅混入率 

関西電力美浜原発1号機(手前)=2010年3月、福井県美浜町

 原発の原子炉圧力容器に混じる不純物の銅の割合が、1970年代に運転を開始した古い原発では新しい原発に比べて高い傾向にあり、最大で24倍に達している原子炉圧力容器があることが13日、経済産業省原子力安全・保安院や電力各社への取材で分かった。銅の割合が高いのは、当時の技術不足が主な原因。

 鋼鉄製の容器に核分裂で生じる中性子が長時間当たり続けると、銅の作用で容器の鋼材がもろくなる。古い原発は想定以上に劣化が進んでいる可能性があり、直ちに危険性が高まるわけではないが、長期運転をめぐる議論に影響を与えそうだ。


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