ノーベル化学賞ローランド氏死去 オゾン層破壊を警告 

10日死去したシャーウッド・ローランド氏=1989年撮影、米カリフォルニア大アーバイン校提供(AP=共同)

 【ロサンゼルス共同】フロンガスによるオゾン層破壊を警告し、95年にノーベル化学賞を受賞、大気化学の世界的権威として知られるシャーウッド・ローランド氏が10日、米ロサンゼルス郊外の自宅で死去した。84歳だった。教授として所属していたカリフォルニア大アーバイン校が発表した。パーキンソン病を患っていた。

 15歳で高校卒業、シカゴ大で化学博士。

 70年代、紫外線が地上に降り注ぐのを防ぐ成層圏のオゾン層が、当時スプレーなどに広く使われていたフロンにより破壊されるのを突き止めた。産業界が反発、資本主義体制を揺さぶろうとするソ連との関係を疑う報道が出たこともあった。


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