”5年で日本一に” バスケBリーグに「アルティーリ千葉」参入 新居社長「地域、ファン魅了する」

「ファンや地域を魅了するチームに」と抱負を述べる新居社長=東京都港区
「ファンや地域を魅了するチームに」と抱負を述べる新居社長=東京都港区

 バスケットボール男子Bリーグ加入へ準備を進めてきた新設チーム「アルティーリ千葉」。14日、参入がリーグから正式発表され、千葉ロッテマリーンズ、ジェフユナイテッド市原・千葉に続き千葉市に拠点を置く三つ目のプロスポーツチームが誕生した。来季のB3リーグから、日本の頂点を目指したアルティーリの挑戦が始まる。チーム名は「魅了する」を意味する世界共通言語「エスペラント」に由来。運営会社の新居佳英社長(46)は「ファンや地域を魅了するチームをつくる」と約束した。

 首都圏のうち東京都、神奈川県、埼玉県はプロバスケチームがそれぞれ複数あるが、千葉県は船橋市が拠点の千葉ジェッツのみ。一方で18歳以下の競技登録者人口は神奈川県に次いで全国2番目と、若い世代を中心に競技の人気は高い。

 関係者から千葉市でのチーム設立を打診されてきたという新居社長。「千葉市は県南部や県東部からの集客も期待でき、バスケ市場として潜在力がある」。さらに「スポーツは地域創生の重要なコンテンツ。不要不急なものではなく、県全体の盛り上がりに貢献できる」と判断。新型コロナ禍でプロスポーツにもさまざまな制約が課される中でも、設立に踏み切った。

 親会社のネットサービス提供会社「アトラエ」は好調。親会社の創業社長でもある新居社長は豊富な資金を背景に有力なコーチや選手を集め、来季のB3リーグ参戦から最短5シーズンでのB1優勝を目標に掲げる。「今、交渉の最中。陣容を発表すればバスケ界はざわつくだろう」と“予言”するが、高額な選手に固執するつもりはない。

 ファンサービスの枠を超えたスクールや講演活動などを通して、青少年の健全育成や地域活性化、市民の健康維持への貢献をチームビジョンに打ち出す。「選手は実力だけではなく、モラル感や人間性を見て獲得を決める。加入後も座学を通して、チームの考えや方針を理解してもらう」

 リーグ開幕後は、ホームの千葉ポートアリーナ(千葉市中央区)以外に県内各地で試合を開催。チームカラーにブラックネイビーを採用し「クールでファッション性の高い」グッズも用意する。コート外でもいかに人を魅了するかを重要ポイントに据える。

 その中で最大の魅了は-。「新規参入から一気に頂点まで駆け上がるシンデレラストーリーを実現できれば、新型コロナで暗いムードが漂う中、千葉市と千葉県に活力をもたらせる。ジェッツとのダービーマッチも盛り上がるだろう。強いだけではなく、地域に密着して、地域に愛される大人のチームにしていくので期待してほしい」と力を込めた。


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