苦境のカレー店にジェフ千葉サポーター 店主「強い絆に感謝」 フクアリ名物「サマナラ」

「ジェフやサポーターとの絆を感じた」と話すサマナラの岡本店長=市原市
「ジェフやサポーターとの絆を感じた」と話すサマナラの岡本店長=市原市
サマナラのテークアウト用キーマカレーとナンのセット(同店提供)
サマナラのテークアウト用キーマカレーとナンのセット(同店提供)

 店のピンチを救ったのはジェフサポーターとの絆だった。試合時はフクダ電子アリーナにも店を構える市原市のカレー店「サマナラ」。新型コロナウイルス感染拡大によるJリーグ中断もあって売り上げが激減したが、苦境を知ったJ2千葉サポーターらが続々来店。店主は「強い絆を感じた」と感謝し、苦難を耐えながら営業を続ける。

 ジェフ千葉のサポーターにはおなじみの名店だ。市原臨海競技場が本拠地だった時代から毎試合出店。スタジアムで焼き上げたナンや日替わりカレーをそろえ、現在のフクダ電子アリーナでも代表する「スタジアムグルメ」として知られている。

 今季は春先にホーム試合が多く予定されていたが、千葉は2月23日以降公式戦が中断に。試合がなくスタジアムに出店できなかった3月は「5、6割の売り上げになった」と岡本信孝店長(50)。市原市内の本店も客がまばらになった。

 4月中旬。一本の電話が鳴った。「サマナラさん、大丈夫ですか」。顔なじみのジェフの営業担当者だった。ピンチを知ったフクダ電子アリーナやジェフが会員制交流サイト(SNS)で店の情報を拡散。近隣住民やサポーターが多く駆け付けるようになり、常連のみに知られていたテークアウト販売で何とか切り盛りしている。

 おなじみの「ダイナマイトホット」まで辛さが選べるカレーや、着色料を使わないタンドリーチキンなど夜間営業時も含め全品テークアウト可能。3色のルーがかかった「JEFカツカレー」も家庭で味わえる。

 岡本店長は「いつもスタジアムで会う方々から『一緒に頑張りましょう』と声をいただき営業への励みになった。ジェフやサポーターとの強い絆を感じ、感謝しかない」と話した。クラブやサポーターの存在を再認識し、リーグ再開を待ち望む。

 同店は毎週月曜定休。営業時間など問い合わせは(電話)0436(21)6121。


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