好判断で決勝点演出 佐々木 【習志野甲子園だより】

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沖縄尚学戦で三塁ランナーコーチを務めた習志野の佐々木=9日、甲子園
沖縄尚学戦で三塁ランナーコーチを務めた習志野の佐々木=9日、甲子園

 9日の沖縄尚学との初戦。延長十回に習志野の決勝点を援護したのが三塁ランナーコーチの佐々木駿太だ。

 1死二塁。和田泰征が中堅奥深くへ飛球を放ち、佐々木は二走の桜井亨佑へ冷静にタッチアップを指示。打球がグラブを抜けた瞬間に「ゴー」サインを出した。

 さらに中継体勢に入る内野陣を目で確認。「ショートとセカンドの2人が入り三塁方向へつないでいる。セカンドは走者を見ていなかった。これなら本塁送球へ切り替えられない」。腕を全力で回し、離塁していなかった桜井を一気に生還させた。本職が内野手の佐々木らしい視野の広さと好判断が光った。

 大阪入り後の実戦形式練習でも一人ランナーコーチを務めていた。3年生の背番号13は「打ったり走ってくれたのは出ている後輩ですから。けど、少しでも役に立てたのなら良かったのかな」。十数秒のワンシーンだが、熟練の技術が詰まっていた。