「美爆音」聖地に再び 大声援ナイン後押し 習志野初戦突破 第101回全国高校野球大会

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9回表、角田勇斗の適時打で同点に追い付き盛り上がる習志野の生徒たち=9日、兵庫県西宮市の甲子園球場
9回表、角田勇斗の適時打で同点に追い付き盛り上がる習志野の生徒たち=9日、兵庫県西宮市の甲子園球場

 「美爆音」が聖地に戻ってきた。9日に兵庫県西宮市の甲子園球場で行われた第101回全国高校野球選手権大会。本県代表の習志野が沖縄尚学に5-4で競り勝ち初戦を突破した。一塁側アルプススタンドはチームカラーのえんじ色に染まり、吹奏楽部の演奏に合わせた大声援でナインを後押し。延長戦の末に勝利が決まると、スタンドは歓喜に沸いた。

 春の選抜大会準優勝から4カ月。170人の吹奏楽部員が奏でる重厚な音色が再び聖地に響き渡る。部長の酒井悠歌さん(18)は「またここに戻ってこられた。野球部に感謝したい」と感慨深げに語り「選手に最高の演奏を届けたい」。

 県大会から新たに取り入れたTHE・ALFEE(ジ・アルフィー)のヒット曲「星空のディスタンス」の応援曲も披露。県大会優勝後には、アルフィーのメンバーから大量の飲み物が届いたという。

 顧問の海老沢博教諭(40)は「『頑張って』というメッセージも添えられていた。高校生の応援に目を向けてくれてありがたい」と感謝した。

 接戦に選手の家族も声をからした。二回に山内翔太が先制適時打を放つと、弟の遥斗さん(14)は「この舞台に立っていることがすごい」と兄の雄姿に憧れの視線を送る。

 1点を追う五回には、根本翔吾が同点適時打。母の恭子さん(43)は「試合前に『頑張ってくるよ』という言葉をもらった。チームに貢献してくれて良かった」と目を細めた。

 延長十回、スタンドからは「絶対勝つぞ!」「いけー!」の大声援。勝利を信じる応援団の期待に応えた和田泰征が勝ち越し打を放ち、飯塚脩人の好救援で勝利を決めるとスタンドは割れんばかりの拍手と歓声に包まれた。

 2回戦は14日。コンクールの都合で初戦は参加できなかった他の吹奏楽部員も加わり、美爆音は一層ヒートアップする。華麗なダンスで盛り上げたチアリーディング部の長谷川步沙部長(18)も「一戦一戦大切に応援していきたい」と意気込んだ。