春はベンチ外 努力で背番号 川嶋と松本 【習志野甲子園だより】

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習志野の背番号12・川嶋
習志野の背番号12・川嶋
習志野の背番号15・松本
習志野の背番号15・松本

 春までメンバー外だった川嶋宥徳と松本陸が、特別な思いを胸に聖地を行進した。2人とも八千代中央シニア出身で中学からのチームメート。「習志野で甲子園に行きたい」一心で努力を重ね、背番号をつかんだ。

 川嶋は春の甲子園でボールボーイだった。「目の前で仲間がプレーしていた。自分もそこに立ちたかった」。本職は捕手。「いろいろ守れた方がメンバーになれる」と外野手に挑戦し、今夏県大会は登録変更でベンチ入り。入学後初めての背番号を手にした。

 父の徳明さんは熊本工で1982年夏の甲子園に出場。「自分も公立で出るんだ」と、父の存在が最後まであきらめない要因となった。背番号12は「得意の打撃で、初球から思いっきりの良さを見せたい」と意気込む。

 三塁手の松本は秋以来の背番号を獲得。春はアルプススタンドで「夏こそは試合に出たい」と仲間のために声を枯らした。ノックを受け続け、いつでも試合に出られる準備を怠らなかった。

 「最後の夏に甲子園へ行きたい気持ちが源になった」と振り返る。6年間一緒にプレーする川嶋とベンチ入りの約束を果たし、「最高の場所に2人で立てたことが本当にうれしい」。