「格上」ねじ伏せる 佐倉・斎藤正 第101回全国高校野球 千葉大会 第4日

  • LINEで送る

流通経大柏-佐倉 12奪三振で完投した佐倉の斎藤正。奥は弟の斎藤孝=ナスパ
流通経大柏-佐倉 12奪三振で完投した佐倉の斎藤正。奥は弟の斎藤孝=ナスパ

 奪った三振は七回以外毎回の12。緊迫の攻防を守り切ると、左腕エースは何度も雄たけびを上げ感情を爆発させた。佐倉の斎藤正貴は「格上」とした私立校の相手を圧巻の投球でねじ伏せた。

 最速135キロを誇るが、相手打線の狙い球を察し「ほとんどの割合」が変化球。鋭く沈むスライダーがうなった。セットの構えから低めへ投じ空振りを量産。投球間隔も微妙に変えタイミングを狂わせた。八回まで単打3本しか許さず、制球力と安定感が抜群だった。

 五回には2死二塁で中堅方向のライナーを弟の遊撃手、孝行が好捕。「初めての夏で緊張してたと思うから」とハイタッチする優しさも見せた。九回は長打で1点差とされたが「絶対に抑えてやる」とギアを変更。一、三塁となっても冷静で、最後は内野ゴロで締めた。