2018年10月12日 05:00 | 有料記事
千葉県高校新人陸上は9月28日~30日、県総合スポーツセンター陸上競技場で女子19種目が行われ、ハンマー投げの塙明日華(東京学館)が45メートル73で大会新記録を打ち立てた。棒高跳びの野口紗椰(翔凜)は3メートル41、三段跳びの加藤綾乃(幕張総合)も11メートル95でそれぞれ大会新記録をマークした。
椎名瞳(東海大浦安)が100メートル、200メートルの2冠を果たした。山崎りさ(成田)も800メートルと1500メートルで優勝し2冠を達成。大熊楓(市船橋)は100メートル障害と走り幅跳びの2種目を制した。
400メートルは川窪萌夏(市船橋)、3000メートルは風間歩佳(成田)、400メートル障害は岸茄楠(市船橋)、5000メートル競歩は大網瑞姫(成田)、走り高跳びは池田遥香(幕張総合)、砲丸投げは豊川日加里(東京学館船橋)、円盤投げは篠塚美咲(東京学館)、やり投げは押元里菜(幕張総合)が優勝した。
400メートルリレーと1600メートルリレーは市船橋が制した。
◆宿敵破り笑み満面 ハンマー投げ 東京学館・塙
「とにかく1位になりたかった」。ハンマー投げで、東京学館の塙明日華が45メートル73でライバルを下し優勝。満面の笑みを浮かべた。茂原の篠崎葵とは高校入学後から激しい争いを繰り広げてきた。5月の県総体は篠崎が制しており、「4カ月間悔しさを忘れずに練習してきた」と明かす。
身近に競争相手がいることで刺激になっている。この日は2人が大会記録を塗り替える快投を見せ、最後の6投目まで激しく火花を散らした。塙には練習で出せている力が本番になると発揮できなくなる悩みがあった。「県総合SCのサークルと相性がよくなかった」のだという。
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